「ちろ そろ ちろそろ ハーモニカとピアノのために」
- 2023/12/04(月) 13:05:12
来たる12月21日我が師、和谷泰扶先生が作曲家池辺晋一郎先生の新曲を初演されます!
2020年に発表された黒マティックハーモニカのための独奏曲『ハーモニカは笑い、そして沸騰する』に続く2曲めです。ああ、東京に聞きに行きたかった。もしかしたらNHKラジオで放送されるとかされないとか。。また情報を入手しましたらお知らせいたします。
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12/21(木)に迫った第29回「四人組とその仲間たち」コンサート。
当日初めて発表される新作について、作曲家の池辺晋一郎さんから届いたビデオメッセージと作品解説をご紹介します。
■池辺晋一郎《ちろ そろ ちろそろ ハーモニカとピアノのために》
演奏:和谷泰扶(harm.)、石岡久乃(pf.)
演奏所要時間:約8分
ハーモニカのための作品を書くなんて考えたこともなかったのに、4年前に「ハーモニカは笑い、そして沸騰する」というソロ曲を書いた。今回と同じく、全音「4人組とその仲間たち」コンサートのための曲で、その後上梓され、数多い機会に再演されてきている。この予想もしなかった展開は、和谷泰扶さんという優れた演奏家との邂逅ゆえだ。その後和谷さんと何度もお付き合いするなかで、ピアノを伴ったハーモニカによるガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」などを聴いた。オーケストラの場合に比し、ブルーが何倍も濃いと言って過言でない。この小さな楽器が秘める強烈な表現力に圧倒され、今回、ピアノとのデュオを発想した。和谷さんのハーモニカに溶け合うピアノを、これまで何度となくお世話になってきた石岡久乃さんにお願いした。
大手拓次(1887~1934)の「夜の時」という詩の一節がタイトルである。全篇は──
ちろ そろ ちろそろ
そろ そろ そろ
そる そる そる
ちろちろちろ
され され されされされされされ
ぴるぴるぴるぴる ぴる
ほかに「昼の時」「朝の時」もある。いずれも、意味のなさそうな擬音の連鎖だが、なぜかそれぞれの時の空気が漂う。不思議だ。僕は拓次の詩がかねて好きだが、この9月に急逝した畏敬する友・西村朗にも拓次による合唱作品がいくつかある。この曲の脱稿は9月7日だが、西村が息を引きとったのはその日の夜。僕が彼の死を知ったのは翌日だったから、彼の死を知ることなく、彼も愛した拓次によるこの曲を書き終えていたことになる。この巡り合わせを重く受け止め、この曲を西村朗の霊に捧げたいと思う。(池辺晋一郎)
※コンサートの開催日時等は
コチラ
ハーモモニカ玉手箱vol.2 in厚木!
- 2022/10/15(土) 00:47:20
ああ、楽しい旅路からもう5日も経ってしまったなんて!
今週の月曜日、ずっと楽しみにしていた「ハーモニカ玉手箱 vol.2」のコンサートに行って参りました!
開催の会場は神奈川県の厚木市です。
新幹線に乗って行ってきたのよ〜♪
今回の旅のテーマは「まずはハーモニカのコンサート、それから横浜東京スイーツめぐり!」
たくさん美味しいものの写真が出てきますわよ。
ハーモニカ友のTちゃんに旅の段取りをして頂き、一路神奈川へ。
Tちゃんとは長いお付き合いでよく旅も一緒にしますが、ハーモニカを持たない旅は初めてです。(いつも演奏の関係の旅路なので。)
まずは朝早い新幹線に乗って出発しました。コンサート前に食べたいケーキがあったので♪
その前に京都駅の売店でで中村藤吉の季節限定のほうじ茶ゼリーを発見。一瞬「え、ココから?」と悩んだのですが、季節限定のマロンクリームに惹かれて朝ごはんとしてお買い上げ。
お昼ご飯?は横浜駅でパリヤのケーキ。ピスタチオレモンのケーキをいただきました。
それから横浜のチョコレートやさん「ブルーカカオ」というお店でお買い物。
そして大本命のコンサート会場へ。
生の音を大切にした、素晴らしいコンサートでした。
トリオあり、カルテットあり、ソロあり。初めて聴く曲もあれば楽譜の隅々まで知ってる曲も数多く。(だって同門ですから)出演者の皆さんは親しくしていただいている同門の方ばかりです。合宿やコンサートなどでもご一緒させていただいているお仲間の音を大舞台で聴くことができ感激しました。
そして同じ曲でも吹く人によってこんなにも違うものか、と改めて思いました。今、私が取り組んでいる曲もあり、大いに勉強になりました。
思えば、今年の1月、2月。私と友ちゃんも同じコンサートを開催したんだな。お客さんの立場で聞かせていただくに、なんだか夢のようです。
コンサートを聴いて、すぐにでも帰って練習したくなりました。私もやらねば!
関東方面の同門の皆さんにも久しぶりにお会いできて、本当に有意義なひとときでした。
さて。
帰ってすぐに吹かねば、などとのたまっていましたが。
翌日は横浜〜東京スイーツめぐりです!
スイーツ、といいつつも横浜来たら中華街も行かなきゃね、と朝から中華粥を食べに行きました。
それから名物、焼き小籠包!
胡麻団子もお忘れなく!
中華街から山下公園を散歩して次なる目的地はショコラビーンズカフェの濃厚チョコソフト!
これが本当に私好みの味で!もう一個食べたかったくらい。ビターで酸味もあって・・・でも流石に2個は無理。
こちらのお店でもチョコレートを買い込み、今度は東京の自由が丘へ。Tちゃんがパリセ・ヴェイユという有名なお菓子屋さんに予約してくれていたのです。クイニーアマンとチョコレートクッキーをお買い上げ♪
チョコレートのことばっかり出てきますが、好きなんです。明日死ぬなら、死ぬ前に食べたいものナンバーワンっていうくらい笑
こうして書いているとお買い物はしていますが、実際に食べた甘いものはそんなに多くはなかったりします。持って帰って食べたけどね!
なのに胸焼けして、最後の締めは新幹線の待ち時間のロイヤルホストで単品のオニオンスープを食べました。
二日間でなんと。1日目10キロ、2日目12キロも歩いていました。うん、食べた分以上に消費してるぞ。満足感たっぷりの効率のいい旅路でした!
お家に帰って、中華街で買った花茶を淹れて頂きました。花が開くのをのんびり眺めつつ、ジャスミンの香りに包まれてああ、幸せ。
さて、帰宅後はまた日常に戻り、バタバタと日々の用事に追われています。本番がたくさんあってレッスン教える方、レッスン習う方、練習、リハ、本番、合間に打ち合わせ...以下繰り返し、って感じです。これはこれでありがたし!
頑張ります!
JEUGIAフォーラム御所南 発表会。
- 2022/02/14(月) 17:17:58
昨日は JEUGIAフォーラム御所南教室の合同発表会でした。
コロナ禍で教室自体が閉まっていた時期を経て、2年ぶりに発表会が開催されました。
新しい建物に移転してからの初の発表会になります。
所属する全教室の生徒さんが出演資格がありエントリーでき、いつもはお客さんも入ってのコンサートになるのですが、今回はやはり密を避けるために4部に分け開催、観覧できるのは出演者とその家族2名まで、と万全を期して開催されました。
ビルの4階にある会場は背景が御所のお庭という絶好の景色です。
そんなわけでお客さんは少なかったのですが、私のクラスからは2名の方がトミー・ライリーの「セレナーデ」とバッハ/グノーの「アヴェマリア」で参加してくださいました。
曲自体は以前から練習されてきた曲ですが、11月から発表会に向けて取り組まれ、やはり人前で演奏する、という覚悟を持って練習を開始されてからは目に見えて上達されました。
発表の場は大事だなあ、としみじみ思います。
お一方は奥様がピアノ伴奏をしてくださり、ご夫婦での出演をしてくださいました。
さすが息もぴったりで、きっとたくさん練習されたのだと思います。
また普段は個人レッスンですので、他の生徒さんの様子を知る貴重な機会であり、「自分ももっと頑張ろう。」というモチベーションが生まれるきっかけにもなったように思います。
何よりコンサートを終えた後の晴れ晴れとした良いお顔を拝見し、私も喜びを味わいました。
また次の機会に向けて力をいただきました。
次は私の番!
2/18のコンサートまで秒読みです!
しつこいけどちょっとでも見てもらえるように貼っておく〜!
ねこちゃんシリーズ第10回♪公開中〜!
- 2022/02/05(土) 14:33:56
寒い日が続きますが、ワタクシ元気にホールコンサート第2弾、「Co-starring 〜クロマティックハーモニカと。」の準備に勤しむ今日この頃です
さて。
先日、アメリカヤ楽器店さんのYoutubeチャンネルの動画の収録に行って参りました。私本人は映っておりませんが、分身であるねこちゃんを見守るため(?)必ず収録には立ち会っております
お知らせ少々出遅れまして、もう公開されています
今回は
「ねこちゃんもっと音楽・楽器が知りたい!」第10回【子供も!大人も!鍵盤ハーモニカの世界!】です。
初のメーカーさんの出演で鈴木楽器販売株式会社さんの担当者さんがたくさんの鍵盤ハーモニカを持って来てくださいました!
鍵盤ハーモニカはクロマティックハーモニカとはとても近い関係の楽器、親近感はひとしおです♪
私も1台、44鍵の鍵盤ハーモニカを持っているのですが、今はなかなか練習できないや。コンサートが一段落したらまた触ってみようと思ったのでした。
動画はこちらから↓
サムネイルに写っている担当者 竹川さんの笑顔が抜群!
竹川さんのネクタイ、なんと鍵盤ハーモニカ柄でした。ピアノ?と思いきや歌口(鍵盤ハーモニカを吹くところ)まで描かれていてビックリ!鍵盤ハーモニカ愛、だわ!
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2月18日(金) 19:00〜 ロームシアター京都 ノースホール
コンサート「Co-starring 〜クロマティックハーモニカと。」
現時点、開催予定です!
出演者に新型コロナウイルス感染等の不測の事態がない限り、開催いたします。
新型コロナウイルス感染対策を徹底し、さらに観客数は自主的に定員の半数に制限いたします。
お客様には手指消毒、マスク着用、芳名帳へのお名前の記載等、ご協力をお願いいたします。
チケットのご購入はブログ、HP記載のメールアドレス、その他SNSメッセージ、またはチラシ記載の電話番号・メールアドレスから、お申込みいただけます。(チラシはクリックすると拡大表示されます。)
下記QRコードを読み取って頂くと『パスマーケット』という電子チケット購入サイトに進むことができます。
超貴重な楽器の分解写真!と本日のトーク配信のお知らせ♪
- 2021/08/27(金) 12:53:29
雨ば〜っかりの日々がようやく終わったと思ったら今度は暑い夏が帰ってきた!
なんだか梅雨明けの夏バテ今一度、って感じですね。損した気分〜!あれ、2週間涼しかったから得したのか?!(でも雨ばかりは嫌ね。)
今日は超貴重なクロマティックハーモニカを中身まで間近で拝見した時のことを記そうと思います♪
先日、所有者であるうら若き姉弟子が見せてくれました。そして掲載の許可をいただきました(^^)
それがこれ、Polleのハーモニカ・・・おそらく最高級のクロマティックハーモニカではないかと。
名手トミーライリーがHOHNER製のシルバーコンチェルトプロデュースしたのちに、さらなる高みを求めGeorg Pollestadさんの工房でカスタムしたクロマティックハーモニカです。
実は私、その昔、シルバーコンチェルトの購入を考え始めたときにPolleにしようか悩んだことがあります。
その時は情報量が少ないのと、貧しい語学力なので工房とやり取りする自信がなかったことと、あとお値段も相当なものだったのでなかなか思いきれませんでした。ドイツのコンクールでお会いしてクリスマスカードもいただいていたのに。そのほか、色々悩んだ結果、現在のシルバーコンチェルトにたどり着いております。
さて。
そのハーモニカの写真です。
カバーに美しい彫刻が施されています。
マウスピースは銀に金メッキ、少し高いめです。アマデウスまではいかないにしてもHOHNERの一般的なクロマティックハーモニカ よりは随分高いです。そして横に滑らせやすいように溝が彫られています。
いよいよ分解。プレートはシルバーコンチェルトのものが使われています。
ボディの外枠にぴったり落とし込むような構造です。
実はHOHNERの樹脂ボディ製のディスカバリー48もこの構造なんですよ。
お分かりになりますでしょうか?可能な限りボディを削ってチャンバー部分のスペースを作ってあります。
あと軽量化も。
クリックしたら画像は大きく表示されますので!
マウスピース部分は下板もサイドが立ち上がっていて、スライドがずれないように、息が漏れないように設計されています。
加えてあちこちに溝や穴や切り込みがたくさん!
なるべく接触面を減らして動きのスムーズさを確保するためと思われます。
本当に細部にわたって細やかに作り込まれた逸品です。
トミー・ライリー氏が『ハーモニカのロールスロイスやあ!』(←こんな言い方では絶対言ってない。)とゲオルクさんへの手紙に記したのがわかります。
最後はプレート。気密性を上げるためにネジの数がとても多いのですが、マウスピース側の2本を外すだけで、ほかのネジはゆるめるだけでプレートをハウスことができる構造になっています。
この加工はとても便利。楽器のトラブルのたびにネジを開けたり閉めたりが本当に大変でf(^^;
プレートの加工だけは真似してできるなあ、と以前に穴を開ける場所を詳しく教えていただいたのですが、未だできずにいます。現物を見ルことができたので私の手持ちの3番手のプレートあたりで今度こそ試してみようと思います。
・・・とまあ、なんと貴重な機会をいただいたんでしょう!
たまにはみなさんに役立つ記事を載せておきますw
さて、今宵は『ハーモニカ女子の徒然ばなし』です。
今回は
#027 21.8.27 本番の衣装について、ドレスやコスプレも?!
というお題です。お楽しみに!
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