- | HOME |
『マイスタークラス』来たる♪
- 2023/12/10(日) 19:25:35
ご縁があって私の手元にホーナーの14穴クロマティックハーモニカ『マイスタークラス』がやってきました。
大切にされていたものをお譲りいただいたのです。
低い方に2穴多く、ヴァイオリンと同じ音域が演奏できるモデル。
ずっと欲しかった楽器ですが、高級機種でホイホイと購入することもできず指を咥えて眺めていたものですから嬉しくて仕方ありません。
到着してすぐに全分解して中を拝見しました。興味津々!
上げ身の調整や調律など私が吹きやすいように調整中ですが、初めての14穴、また吹ける曲も増えるなあ、妄想しております。
そしてハーモニカとともにたくさんの修理工具も同包してくださっていました。
今は手に入らないリードの打ち台やリベットを打つ用の小さな金槌、特注の工具など貴重なものばかり。
大切に使わせていただきます。
本当にありがとうございました。
「ちろ そろ ちろそろ ハーモニカとピアノのために」
- 2023/12/04(月) 13:05:12
来たる12月21日我が師、和谷泰扶先生が作曲家池辺晋一郎先生の新曲を初演されます!
2020年に発表された黒マティックハーモニカのための独奏曲『ハーモニカは笑い、そして沸騰する』に続く2曲めです。ああ、東京に聞きに行きたかった。もしかしたらNHKラジオで放送されるとかされないとか。。また情報を入手しましたらお知らせいたします。
==================================
12/21(木)に迫った第29回「四人組とその仲間たち」コンサート。
当日初めて発表される新作について、作曲家の池辺晋一郎さんから届いたビデオメッセージと作品解説をご紹介します。
■池辺晋一郎《ちろ そろ ちろそろ ハーモニカとピアノのために》
演奏:和谷泰扶(harm.)、石岡久乃(pf.)
演奏所要時間:約8分
ハーモニカのための作品を書くなんて考えたこともなかったのに、4年前に「ハーモニカは笑い、そして沸騰する」というソロ曲を書いた。今回と同じく、全音「4人組とその仲間たち」コンサートのための曲で、その後上梓され、数多い機会に再演されてきている。この予想もしなかった展開は、和谷泰扶さんという優れた演奏家との邂逅ゆえだ。その後和谷さんと何度もお付き合いするなかで、ピアノを伴ったハーモニカによるガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」などを聴いた。オーケストラの場合に比し、ブルーが何倍も濃いと言って過言でない。この小さな楽器が秘める強烈な表現力に圧倒され、今回、ピアノとのデュオを発想した。和谷さんのハーモニカに溶け合うピアノを、これまで何度となくお世話になってきた石岡久乃さんにお願いした。
大手拓次(1887~1934)の「夜の時」という詩の一節がタイトルである。全篇は──
ちろ そろ ちろそろ
そろ そろ そろ
そる そる そる
ちろちろちろ
され され されされされされされ
ぴるぴるぴるぴる ぴる
ほかに「昼の時」「朝の時」もある。いずれも、意味のなさそうな擬音の連鎖だが、なぜかそれぞれの時の空気が漂う。不思議だ。僕は拓次の詩がかねて好きだが、この9月に急逝した畏敬する友・西村朗にも拓次による合唱作品がいくつかある。この曲の脱稿は9月7日だが、西村が息を引きとったのはその日の夜。僕が彼の死を知ったのは翌日だったから、彼の死を知ることなく、彼も愛した拓次によるこの曲を書き終えていたことになる。この巡り合わせを重く受け止め、この曲を西村朗の霊に捧げたいと思う。(池辺晋一郎)
※コンサートの開催日時等は
コチラ
11月演奏の記録など。
- 2023/12/02(土) 14:48:17
先週末は恒例の秋の瑠璃光院の夜間拝観演奏でした。
山間のお寺なので寒いのなんの!
しっかり着込んでいきましたし、背後からは石油ファンヒーターで炙って?もらっていましたが、それでもとても寒かったです。人間はともかくハーモニカが結露してもちません・・・
この日はアコーディオン奏者の宇根章浩さんにご一緒していただいたのですが、宇根さんも手指が冷えて演奏に支障が。
なんとか20分やりきりました。しかし、ゆっくりの曲をという主催者側のリクエスト、くっつきそうなバルブにはなかなか厳しいことf(^^; 一方宇根さんはゆっくりでまだよかった、とのことでした。
紅葉の方は昨年の方が鮮やかだったかな。今年の猛暑が影響していたようです。色づき始めるのも遅かったですしね。
こちらはリハの時。お客さんが入っていない分、見通しが良くてお庭の景色が絵のようです。
またチラシに使おうと、ポーズをとって撮影したものの。私がこんだけモフモフの衣装だったら冬のチラシにしか使えないね、と後から気づくのでしたw
さて時は遡りまして。11月上旬。大阪の、とあるスタジオでお茶会ミニライブで演奏させていただきました。
実は今ジャズというジャンルの手ほどきを受けています。アドリブ云々の域ではなく、ジャズのテーマをちゃんとジャズに聞こえるように吹く修行です。
旋律は初見でもある程度吹けると思っていました。確かに吹ける。ところがジャズに聞こえません!リズムやアクセントやノリが違うんですね。今から達人になれるとは思っていませんが、旋律以外の演奏にちゃんと耳を傾けることの大切さ、そして反復で体に染み込ませることの重要さなど改めて感じています。
ジャズの先生がしばしばクラシックのアンサンブルの先生と同じことをおっしゃることも驚きであると同時に納得もしています。1音1音を大切に奏でることはどんなジャンルも同じ。少し表現の方法が違うだけ。
・・・そうは言っても、楽器をコントロールする術と、あとはセンスが大事ですけどね!
10月頃から夜な夜なオンラインで特訓していただいているのでした。
近い将来、演奏できる、か、な。
↑これもリハ中。
=====
今月の本番は2つ。●12月16日(土) 開場18:00〜 開演18:30〜
『アップルサン』北大路烏丸交差点北西 大清ビル3F
チケット 1,500円(全席前売り)
複数組出演されます。私は3曲ほど演奏させていただきます。
チケットはすでに完売ですが、私が2枚ほど隠し持っていますのでお声がけください。
==================================================
●12月25日(月)「第44回カムバック青春!」 開場17:30〜 開演18:30〜
『モダンタイムス』三条木屋町下がるエンパイヤビル地下
料金2,500円 1ドリンク1フード付き
マンドリンの武岡礼子さんとデュオで出演いたします。
3組出演中、2番目で19:15〜からの演奏となります。
こちらのイベントに出るときはデュオ名をつけるのが恒例のもよう。
武岡さんとのデュオも5、6年やっていますが今回初めて名づけました。
ともに11月生まれの我々。何かちなんだ名前にしよか、でも蠍座の女、ってわけにもいかないわね、などと言いつつ。
11月の誕生花にでもしようか、と思ったら「ガーベラ」ちょっと語感が。ならば菊をイタリア語で。
「クリサンテーモ」お、良んじゃな〜い?
ってことでクリサンテーモです♪
- | HOME |